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ここ最近､多くの貸金業者が統廃合されています｡
大きなものでは､セディナ（旧OMC､旧セントラルファイナンス､旧クオーク）が三井住友カードの傘下になり､アットローンはプロミスと統合しました｡
大手貸金業者であるアイフルも､系列会社であるライフやシティズと2011年7月に吸収合併をしました｡アイフルは以前､ADRという形で会社の建て直しを図っています｡
今回のライフとの合併については､業界内でまことしやかな噂が流れているようです｡
｢アイフルは､銀行やその他の債権者についてはADRでｶﾀをつけた｡あとは会社を分割して片方に過払い金債務を渡し､『会社更生』を申し立てることによって､過払い返還額を極限までおさえようとしているのではないか？｣というもので､これは､あり得ないことではありません｡
他にも､8月には楽天KCが会社を分割した後に､Jトラストに営業譲渡をするようです｡
楽天カード株式会社（楽天カード+現･楽天クレジット株式会社）とKCカード株式会社（旧国内信販分）に分かれた後､KCカード分を事業譲渡するようです｡官報でも公示されました｡
合併や譲渡によって会社がどんどん減っていくということは､過払い金が返還される可能性が減っていくということです｡また､2つの会社が1つになるということは､既存のシステムを再編することになるため､かなりの時間と労力を要します｡そのため､交渉の現場でも相手の情報の整理にかなり混乱があるようで､以前のようにスムーズに交渉を進めることができない業者もあります｡ひどい場合には､2か月以上経ってようやく和解ということもあります｡
今後も続々とこういった合併や譲渡が増えるかもしれません｡過払い金は､お早めに私どもにご相談ください｡
